SS特論A 夏季フィールドワーク

三重大学 生物資源学部
「海洋実習」研修


三重大学大学院 生物資源学研究科のご指導・サポートの下、三重大所有練習船「勢水丸」に乗船し、海洋実習を行いました。
伊勢湾〜三河湾を巡り、海洋観測・スナメリの目視観察などを行いました。

実施日 2009/7/30(木)〜7/31(金)

参加者 本校生徒1年生  17名

引率教諭       2名

研修内容 7/30(木) 7/31(金)
  ・10:00  松阪港集合
  ・10:10  乗船開始
  ・10:15  勢水丸概要説明・安全教育
  ・11:00  航海概略説明・船内案内
  ・11:40  昼食
  ・13:00  松阪港出港
  ・13:15  伊勢湾内にて、生物採集体験
  ・14:00  伊勢湾海洋観測定点@〜C
  ・17:30  夕食
  ・18:30  三河湾篠島付近投錨・仮泊
  ・19:00  講義「海と海洋観測の歴史」
  ・19:30  自由時間
  ・22:30  消灯・就寝

  ・05:00  ラジオ体操・デッキウォッシュ
  ・05:30  抜錨・発航
         三河湾内スナメリ目視観察開始
  ・07:15  朝食
  ・10:30  中山水道通過(目視終了)
  ・11:00  まとめ
  ・11:40  昼食
  ・13:00  松阪港入港
         終了式後、下船・解散
研修の様子


生徒の感想

◇私はこの実習で初めてスナメリという生き物を知った。スナメリはイルカのように背びれはなく、色も灰色で見つけにくかったが、海面からスナメリが出てきてそれを見つけられたときとても嬉しかった。また水族館などでスナメリを見ることが出来たら、今度はスナメリが実際にどんな顔をしているのかとか、どんな色をしているのかをしっかり見てみたいと思う。実習全体では、スナメリの観察以外にもCTDオクトパスシステムなどを使った伊勢湾海洋観察もとても面白かった。内田先生の講義もとてもわかりやすかったし、色々なことを知ることが出来た。自由時間を使っての夜釣りも、私は初めての釣りだったのでなかなかうまくいかず魚を釣ることはできなかったけどとても楽しかった。色んな体験をすることが出来たので、本当にこの実習を選んで良かったと思えた2日間だった。

◇自分たちにとって1番身近な海が伊勢湾なので、調査が出来て良かったです。スミスマッキンタイヤ式採泥器で採集した海底の泥でのパックは硫化水素が含まれているために発生する腐敗臭があっただけであまり大きな効果が得られなかった様な気がします・・・。

◇伊勢湾内で採取した赤貝を食べたことが心に残りました。伊勢湾での海洋観察で観測した透明度が一番高いときにはどのくらいの深さまで見えるのか、自分でまた観測したいと思いました。夜にした釣りではアジを1匹釣ることが出来、嬉しかったです。朝5:00の英語の大音量のラジオ体操では、目が一気に覚めて良かった。